舟橋村が抱える大きな地域課題には「急激な地域構成の変化によるコミュニティの分断」と「将来の急激な高齢化への懸念」の2つがあります。課題解決へは、まちづくりの過程において単なる行政主導ではなく、住民の理解を得ながらその意思が充分に反映され、住民発想による知恵と協力を得ながら、地域が一体となって取組む「協働型まちづくり」がキーワードとなります。
そこで、舟橋村は富山大学の協力を得て、住民参加のワークショップ形式で議論を重ね、住民視点で取り組んだ「村民憲章」を平成19年11月1日に策定しました。参加者の満足度が高く、富山大学との取組みの新鮮さと成果が実感できたことから、継続的な連携を求める声が上がりました。その結果、平成20年2月15日には「舟橋村と富山大学における地域づくり包括連携協定」を締結するに至り、村の地域づくりに大学が有する専門的知見や人材育成のノウハウを活用し、協働型まちづくりの実践と推進へ向けて地域の構成主体である住民や地域づくりの最前線を支える行政職員に対する「地域づくり人材」の育成や「協働型まちづくり」を推進する体制構築、地域協働に関わる様々な取組み支援などの活動展開による地域活性化を目指して取り組んできました。