舟橋村地方創生
舟橋村/富山大学

平成28年度事業 Project

第3回県内造園業者勉強会

日時 :平成29年1月27日(金)14:00〜
会場 :舟橋会館2階研修室

ゲストスピーカー講義1

第3回県内造園業者勉強会 ゲストスピーカー講義1「パークマネジメントの国内外事例」
ソーシャルなパークマネジメント 〜地域課題解決とランドスケープ〜
室蘭工業大学大学院 工学研究科 准教授 市村恒士氏

市村氏は,都市・建築等な人工的な空間づくりにとどまらず,将来の都市・地域づくりを考える上で重要な視点となり得る「自然・緑」と「人間」との関係づくり(「ランドスケープ」)について研究している。

この講義では,公園整備がコミュニティ形成という地域課題を解決するきっかけになることや都市公園で子育て支援サービスを展開するNPOが出現していること、さらにはビジネスで地域課題解決に取り組んでいる首都圏企業もいること等を様々な事例を通して学んだ。

ゲストスピーカー講義2

第3回県内造園業者勉強会 フォレスト鉱山における地域課題解決の取り組み
ふぉれすと鉱山における地域課題解決の取り組み
NPO法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ 事務局長 吉元美穂氏

モモンガくらぶは,地域の資源を活用して環境保全活動と地域づくりを行うNPO法人である。特に地域環境に対する理解を深め,地域の力で保全し次世代に残していく環境保全活動を推進しており、一人一人の豊かな暮らしや地域の基礎体力(人材)づくりに力を入れている。

この講義では,法人の活動内容や運営方法,特に一般参加者の「~したい」という思いを観察することによって徐々にチームリーダーへと育てる人材育成の仕組み等について学んだ。

ディスカッション

第3回県内造園業者勉強会 ディスカッション
進行:富山大学地域連携推進機構   教授  金岡省吾氏    
    一般社団法人富山県緑化造園土木協会 副会長 飯山晴之氏

講義の感想や質問・意見や思ったことについて,参加者全員でディスカッションを行った。参加者からは,市民参加型ワークショップの開催に向けた課題や中心となる人材育成,従来の公園整備の限界についてなど,どうやったら公園を使いたおし,公園でコミュニティをつくることができるか等意見が交わされた。

講師の吉元氏からは,「専門家がいることで活動が豊になる。(緑の専門家である造園事業者のような)専門家と一緒に取り組むことが(モモンガくらぶのようなNPOにとって)重要である」こと,また市村氏からは,「熱いハートが必要でそれを理解するハートが重要。一歩踏み出してみることが大切」とそれぞれエールが送られた。