日時 | :平成29年1月27日(金)14:00〜 |
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会場 | :舟橋会館2階研修室 |
市村氏は,都市・建築等な人工的な空間づくりにとどまらず,将来の都市・地域づくりを考える上で重要な視点となり得る「自然・緑」と「人間」との関係づくり(「ランドスケープ」)について研究している。
この講義では,公園整備がコミュニティ形成という地域課題を解決するきっかけになることや都市公園で子育て支援サービスを展開するNPOが出現していること、さらにはビジネスで地域課題解決に取り組んでいる首都圏企業もいること等を様々な事例を通して学んだ。
モモンガくらぶは,地域の資源を活用して環境保全活動と地域づくりを行うNPO法人である。特に地域環境に対する理解を深め,地域の力で保全し次世代に残していく環境保全活動を推進しており、一人一人の豊かな暮らしや地域の基礎体力(人材)づくりに力を入れている。
この講義では,法人の活動内容や運営方法,特に一般参加者の「~したい」という思いを観察することによって徐々にチームリーダーへと育てる人材育成の仕組み等について学んだ。
講義の感想や質問・意見や思ったことについて,参加者全員でディスカッションを行った。参加者からは,市民参加型ワークショップの開催に向けた課題や中心となる人材育成,従来の公園整備の限界についてなど,どうやったら公園を使いたおし,公園でコミュニティをつくることができるか等意見が交わされた。
講師の吉元氏からは,「専門家がいることで活動が豊になる。(緑の専門家である造園事業者のような)専門家と一緒に取り組むことが(モモンガくらぶのようなNPOにとって)重要である」こと,また市村氏からは,「熱いハートが必要でそれを理解するハートが重要。一歩踏み出してみることが大切」とそれぞれエールが送られた。