日時 | :平成29年2月10日(金)14:00〜 |
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会場 | :富山県民会館704号室 |
子育て共感賃貸住宅「母力」は、「コミュニティ」をテーマとして、旭化成ホームズ株式会社が三大都市を中心に展開している賃貸住宅である。
この講義では,コミュニティが賃貸住宅の選択肢となる時代であることや,「母力」では挨拶が自然と生まれるハードの工夫をしていること,商品開発の経緯や運営の工夫,入居者の意識等について学んだ。
塩澤氏は,地域の担い手を得るため,賃貸住宅を戦略的に誘導してはどうかという「戦略的賃貸住宅論」を発表している。
この講義では,コンセプトに共感する人が集まる住宅や場が次々に誕生していること等について様々な事例を通して学び,舟橋村では住宅と公園等をつなぐ場づくりが必要ではないかとのアドバイスがあった。
講義の感想や質問・意見や思ったことについて,参加者全員でディスカッションした。母力への入居や子どもの成長に合わせた変化,地域との関係,共感というキーワードやコミュニティリーダー育成の重要性,コミュニティ型賃貸住宅の有効性やコミュニティ空間である公園の役割,地域の変化についてなどについて,様々な質問や意見交換が行われた。
最後に,講師から一言ずつメッセージが送られた。高橋氏からは,「地域との関わりは舟橋村における重要なポイントであり,住民に求められるものは地域によって事情は変わる」こと,玉光氏からは「人と関わることが好きな住民がいると,住民でチャレンジしていくことが増えていく」とコミュニティ形成の核となる人の重要性について,塩澤氏からは,「出会う場が必要で,公園のような地域に開かれた場所が必要であり,公園の使い方・環境づくりを考える事が大切である」とそれぞれ県内造園事業者へエールをいただいた。