舟橋村地方創生
舟橋村/富山大学

平成29年度事業 Project

舟橋村子育て支援賃貸住宅等整備事業
プロポーザル募集要項等現地説明会

日時 :平成29年10月31日15:30〜17:00
会場 :舟橋会館2階研修室

開 会

村長挨拶
舟橋村村長 :金森勝雄
舟橋村子育て支援賃貸住宅等整備事業
プロポーザル募集要項等現地説明会

小さな村で,平成に入り人口が急増,20年間でほぼ倍となり同時に地域コミュニティの希薄化・核家族化などの新たな課題がでてきている。国の地方創生のなか自治体でも総合戦略をつくり,現在の人口維持するための施策として子育て世代転入と出生率増加と合わせ子育て共助のまちづくり事業を実践している。人口減少・少子高齢化いう課題を新たなビジネスづくりで解決する取り組みの中での事業展開で今回の現地説明会もその一環です。建設中のこども園・公園のエリアで,もう一人子どもを作りたいと思わせる賃貸住宅となるよう,みなさんから素晴らしいアイディアを出していただきたい。

説 明

舟橋村子育て支援賃貸住宅等整備事業
プロポーザル募集要項等現地説明会
(1)舟橋村の地方創生について

舟橋村のプロジェクトの内容を理解いただき,賃貸住宅の役割を考え提案いただくために,舟橋村が目指すまちづくり,現在このプロジェクトに参加している事業者の取り組みについて順次説明した。

舟橋村が目指す地方創生のイメージ

説明:舟橋村総務課 中井明日香
舟橋村の人口推移,人口増の影響としての地域格差や核家族増加による課題,人口年齢構成から見た人口予測と課題など説明。環境総合整備計画を策定し,子育て世代とエイジレス世代への重点をおいた施策をとっていることを説明。先進地域・企業の事例から子育てサービスや施設の充実に加え共助機能が出生率向上には重要と話した。舟橋村では子育て世代の転入増と出生率の向上,県内企業の仕事づくりの3本立てと地方創生のイメージを示し,モデルエリアとなる場所について説明しプロジェクトのイメージを伝えた。

ふなはし保育園・認定こども園

説明:公益財団法人富山YMCA 土肥和美氏
昨年度から運営しているふなはし保育園について紹介。「地域の中で愛されていることが実感できる保育」を実践する保育園として,地域の人々が保育園の運営に関わり,保育士と一緒に子どもたちの成長を見守り育て支える保育園を目指している。平成28年度の取り組みとして村内の40代から60代の女性へ訪問し,興味あること,得意なことなどをヒアリングしてリストづくりをしている。時間に余裕ができたときに自分たちの好きなことを活かして保育士と同じ視線で共に子どもたちの成長を見守る存在となることを期待している。舟橋保育園は平成30年度から認定こども園としてスタートする。保護者の就労条件にかかわらず共に育っていく環境ができる。思い描いている子育て共助は地域と共に子育てする保育園。子育て世代には地域全体で見守られている安心感,見守っている大人には子育てに関わる喜び・生きがいをが創出できる保育園でありたいと思っていると説明。

造園業者による活動

説明:舟橋村生活環境課 廣瀬美歩
村の地方創生事業の中で,子育て賃貸住宅・保育園と並んで,公園も重要な役割を求められている。村のパークマネジメントの特徴は,造園業者がコーディネートして公園管理だけでなく運営面も担っていること,使いこなしを意識してイベントをしていること,コミュニティの醸成を目指していること,造園業者の自走自立を目指していることを説明。10年後の生き残りをかけて必要とされる造園業を目指して活動していただいていると話した。27年度は子育て支援センター・図書館でヒアリングを実施しニーズを把握。28年度様々なイベントを開催し,イベントをやっている時だけ人が集まるの公園とならないよう検討。人を巻き込むための活動を行い,29年度は,反省点から他団体と共催・連携し,次に繋がるイベントに重点を置き,公園に愛着をもってもらうイベントをおこなっていると説明。この公園があるから舟橋村に住みたいと思ってくれる人が出てくるように今後も取り組みたいと話した。

ICT活用による子育て共助コミュニティ醸成事業

説明:NTTアドバンステクノロジー株式会社 山本哲也氏
ICTが舟橋村の子育て共助・コミュニティの醸成につなげていくプロジェクトで
転入促進・出生率向上と県内企業の仕事づくりにICTがどう下支えするのかを説明。ICTで今まで繋がってなかった人を繋げ,コミュニティを繋げることができると話し,住民が村独自のスマホアプリを使うことで,集積データを村のために活用することをコンセプトに事業展開。顔が見える人をICTでさらに結びつけることでコミュニティをつくることに取り組んでいく。28年度運用実験した子育てアプリの検証から今年度利用者拡大へ向けたアプリ開発と子育て世帯によるアプリ長期利用を実施することを報告。アプリ運用の内容やアンケート結果を紹介した。

総括

舟橋村生活環境課課長 吉田昭博
短い時間で舟橋村の地方創生の話をさせていただいたが,平成24年から富山大学と連携し持続可能な地域をつくるにはどうするのか取り組み続けている。安心感のある地域が子育てにも高齢化社会にも有効であるという事例研究の結果,安心感ををつくることで持続可能なまちづくりをしていくコンセプトの計画を立案した。

価格競争だけが基準の発注業務ではなく,安心感・コミュニティを民間のビジネスベースで実施し,横展開することで新しい仕事をつくる取り組みを進めている。今回の募集も,単に利便性だけで人を呼び込むのではなく,入居者が安心して生活できる,生活そのものを商品化できるものを求めているのが今回のプロポーザル。ぜひ提案をいただければと思います。

舟橋村子育て支援賃貸住宅整備事業募集要項の概要について

説明:舟橋村生活環境課 工藤拓也
 募集要項の概要について説明。事業の目的,整備概要,事業方式,選定手順及びスケジュール,個別参加資格要件と事業実施予定スケジュールを順次説明。要求水準書の概要について,位置づけから要求水準のコンセプト,設計施工にかかる要求水準について説明。審査基準の概要について選定までのスケジュールと選定評価基準について説明した。概要についてはホームページ上で公開されていること,本件の質問に関しては公平を期するため書面のみで受付する旨が伝えられた。