舟橋村地方創生
舟橋村/富山大学

第2回 LBAシンポジウム

<人口減少時代に必要とされる造園/ランドスケープ分野のあり方とは・・・>

ランドスケープ経営研究会(LBA)が主催するシンポジウムにおいて、富山大学の金岡教授をはじめとする多くの舟橋村関係者が集い、舟橋村の地方創生の取組を紹介しました。

日 時: 平成30年10月12日(金)13:30〜17:30
会 場: 内田洋行ユビキタス協創広場CANVAS(東京都中央区新川2-4-7)
主 催: ランドスケープ経営研究会(LBA)
共 催: 一般社団法人日本公園緑地協会
関係者: 富山大学 地域連携推進機構 教授 金岡省吾
  積水ハウス(株) 
CRE事業部パークマネジメント事業推進室長
矢倉嗣也
  (株)AsMama 代表取締役CEO 甲田恵子
  舟橋村生活環境課長 吉田昭博
  舟橋村生活環境課係長 廣瀬美歩
  (有)金岡造園 代表取締役 金岡伸夫
  (株)日本能率協会総合研究所 主幹研究員 塩見一三男
  デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
シニアヴァイスプレジデント インフラ・PPPアドバイザリー
片桐亮
第2回 LBAシンポジウム

ランドスケープ経営研究会(LBA)は、新たな時代の緑とオープンスペースのビジネスモデルを構築することをミッションとして、一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会(CLA)が設置した研究会である。2018年4月に設立記念シンポジウムが開催され、今回はその2回目となる。

人口減少時代の到来は公園の役割変化を強い、造園/ランドスケープ分野以外の企業が、コミュニティ形成など新たなビジネスチャンスへと市場参入し、使い手のプロとして名乗りをあげ始めている。このような危機感をランドスケープ関係者に感じていただき、次なる一歩を踏み出すきっかけづくりとなることを意図して、人口減少時代の公園等を活用した地域づくりとビジネス創出を産官学で実践する富山県舟橋村の取組が紹介されることとなった。

KEY NOTE スピーチ

富山大学 地域連携推進機構 教授 金岡省吾
第2回 LBAシンポジウム

人口減少のメカニズムと克服(=コミット)すべきポイント、および人口減少時代に必要とされる企業のあり方などが示されるとともに、その具体的な動きとして、ランドスケープ関係者にとってはライバルとなる可能性も高い首都圏を中心とする様々な企業でのコミュニティ形成の事例が紹介された。

事例紹介 <日本一小さい「舟橋村」の挑戦>

積水ハウス(株) CRE事業部パークマネジメント事業推進室長 矢倉嗣也
(株)AsMama 代表取締役CEO 甲田恵子
舟橋村生活環境課長 吉田昭博
舟橋村生活環境課係長 廣瀬美歩
(有)金岡造園 代表取締役 金岡伸夫
(株)日本能率協会総合研究所 主幹研究員 塩見一三男
デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
シニアヴァイスプレジデント インフラ・PPPアドバイザリー
片桐亮
第2回 LBAシンポジウム
舟橋村の地方創生の関係者による、それぞれの立場からの報告があった。
  • まずハウスメーカーの立場である積水ハウス(株)からは、子育てコミュニティの形成に対する企業全体としての意識や先進事例の紹介、そして舟橋村における事業展開の意向等について報告があった。
  • 次に、コミュニティづくりのプロの立場からは、(株)AsMamaが目指している子育てシェアのビジネスモデルの紹介とともに、今後の舟橋村での事業展開意向等について報告があった。
  • 一方、舟橋村からは、村の地方創生の全体像とこれまでの変遷が報告されるとともに、特に都市公園を活用したコミュニティづくりの部分にフォーカスして、この3年間の取組について報告があった。
  • これを受けて、(有)金岡造園からは公園指定管理の立場からコミュニティづくりの本音ベースの感想と今後の展望・意気込み、(株)日本能率協会総合研究所からは造園業者の勉強会の取組が報告された。
  • 最後に、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社からは、これからの地方都市において注目度が高まる可能性が高い「地域課題解決型PPP」について報告があった。
  • 最後に、富山大学金岡教授から人口減少時代に必要とされる都市公園のあり方や、その都市公園に関わる造園業の姿について考え方が示された。