日時 |
:令和2年3月19日(木)13:30〜15:20 |
会場 |
:舟橋会館2階研修室 |
舟橋創生プロジェクトの子育て共助モデルエリアにおけるコミュニティ形成マネジメントのあり方を検討する第12回目の協議会が開かれ,現状報告と今年度達成状況、次年度取り組みの方向性の確認など意見交換がおこなわれた。
開会
報告
リラフォート舟橋の入居状況について
- ・12月入居7件,2月1件,3月3件で現在11件入居
- ・問合せで契約に至らなかった7件の理由,エアコン無2件,狭い2件,家賃高3件
- ・認定こども園の定数を超える申込みがあり,現状に加え小規模保育を含めても
オーバーしそうな状況
- ・保育士の確保が課題となる
議事
(1)第1期総合戦略の取り組みについて(吉田課長)
- 〇平成27年から令和元年度までの5カ年の第1期舟橋村総合戦略の実施状況について
- ・モデルエリアをつくり、地域の価値を高め、出生と転入を増やす。
これを民間企業の新しい仕事として実施していく計画。
- ・民間企業の方々には、舟橋村での挑戦を横展開していただきたい
- ・これまでの取り組みを振り返ると、まずICTでは子育て支援アプリによる
コミュニティ醸成支援に挑戦。共助が生まれる仕組みを確認した。
- ・パークマネジメントでは、県内造園事業者と2カ年にわたって勉強会を開催し、
プロポーザルで事業者を選定。園むすびプロジェクト(こども公園部長による公園づくり、
月イチ園むすびの開催、クラウドファンディングによるファンづくり)の取り組みが
評価され国土交通大臣賞も受賞した。
- ・子育てリーダー・サポーターについては、AsMamaのサポートにより、
「さくらんぼくらぶ」による県内書店「文苑堂」での子育て世帯交流イベントの開催や、
地域住民交流イベント「ママテリア」を月2回開催など。
- ・こども園については、村営保育園を民営化して認定こども園として整備。
共働き世帯から多くの要望があった幼稚園対象者の受け入れや病児・病後児保育の実施、
2歳児からの英会話も。
一方で、エリアマネジメント協議会メンバーからは外れることとなった。
- ・エリアマネジメント協議会については、コミュニティによる支え合いを戦略的に生み出し、
自立自走に向けた運営体制を検討してきたが、まだ形が見えていない。
- ・子育てコミュニティ賃貸住宅の建設については、県内ハウスメーカー勉強会を経て
プロポーザルをやりなおし、業者選定。令和元年10月からは供用開始している。
- 〇来年度について
- ・村の課題と各企業の可能性をすり合わせる勉強会を開催したい。
- ・8月から富山大学とカリキュラム編成作業を進めてきた。4月以降にスタート予定。
プレイヤーと経営者に分けて開催する。
- ・CSVの理解はもちろん、求められるコミュニティのあり方や地域運営主体との
連携などについて事例とディスカッションを繰り返し、モデルエリアの運営について考えて
いくような内容。
(2)第1期総合戦略数値目標の達成状況について(吉田課長)
- ・「転入」「繋がり」「しごと」「知名度」は達成。「出生」はほぼ計画どおり
- ・「転入」子育て世代の転入世帯数(目標値:8世帯/年・40世帯/5年→131世帯)
- ・「出生」出生数(目標値:30人/年・149人/5年→137人)合計特殊出生率が
1.48→1.75に向上
- ・「繋がり」子育てに関わる人材数(目標値:150人/5年→203人)
- ・「しごと」子育て支援CSV事業を実施した団体数(目標値:2団体/5年→5団体)
- ・「知名度」自治体・民間企業などからの視察件数(目標値:13件/5年→37件)
- ・ 2020年末目標人口3119人に対し,3月1日現在で3159人
(3)令和2年度の取り組みについて
- 〇エリアマネジメント協議会について(吉田課長)
- ・目的を見直して運営マニュアルを作るような勉強会を次年度事業で開催
- ・コミュニティを活用したビジネスモデルを創出し2期総合戦略の骨子とする
- ・地方創生推進交付金申請し令和3年度からの事業交付金を獲得
- ・村内外の多様なプレイヤーの発掘・育成・連携を図る
- ・自社の課題と地域の課題を同時に解決する仕組みを見出す勉強会とする
- ・ICTアプリについては引き続き地域コミュニティの形成,地域リーダー発掘・育成,
コミュニティビジネス創出支援,モデルエリア取り組み支援をアプリ活用して実施
- ・経営者勉強会についての概要について
- ・舟橋村のコミュニティと転入との因果関係についてのサービスに対する満足度,
意識などの変化の因子分析と数値データ化についての紹介解説(金岡教授)
- 〇ICTアプリの活用について(AsMama)
- ・2019年度の実績(アプリ登録者188人,2km圏内会員132人,交流会開催29回,自主
交流会4回,交流会参加者558組約1500人,アプリ内共助43件,アクティブママサポ数5名)
- ・交流会を通した顔見知りコミュニティ形成が活発化
- ・ICTアプリ登録者が増加,利用者の萌芽がみられた
- ・アクティブコミュニティリーダーが5名誕生
- ・2020年度はコミュニティ創生期から発展期へ移し,
企画運営主体を住民主体のコミュニティリーダーへ移行し自立自走への準備を目指す
- ・2020年度の目標数値について
- ・2020年度の計画案
(活動周知,ICT利用活性化,コミュニティリーダーの発掘育成,コミュニティ形成支援)
- ・ICTの上にコミュニティが乗り,アプリ上だけで無くリアルなコミュニティが村内・公園
などで動くようになっていくのが発展期
- ・小さいコミュニティリーダーを作り,事業が走って行きCSVとなっていくカタチを目指す
閉会