マネジメント組織のあり方WG(第1回)
日時 |
:平成29年11月27日(月)14:00〜16:00 |
会場 |
:舟橋村役場2階視聴覚室 |
舟橋村モデルエリアをケーススタディとして,村モデルエリアでのマネジメントや,エリアマネジメントに関心のある者を対象としたマネジメントのあり方を考えるワーキンググループの第1回目が開かれた。WGの趣旨説明や全国の参考事例の紹介,参加者の自己紹介等がおこなわれ,WGの目的の共有化と参加メンバーの相互理解が図られた。
<参加者概要>
- ハウスメーカー:5社8人
- 造園 :2社2人
- 保育園 :1社1人
- オブザーバー :3社3人 合計11社14人
オリエンテーション
舟橋村地方創生PJTの状況 |
:舟橋村生活環境課課長 |
吉田昭博 |
WGの趣旨,内容等 |
:株式会社日本能率協会総合研究所 |
塩見一三男 |
次の点について説明した。
- 舟橋村の地方創生の目標は,子育て世代の安定的な転入と出生率向上,地域課題をビジネスベースで解決するCSVの取り組みの3つである
- 地域の課題をビジネスで解決することで地域そのものの価値と民間事業者の価値を同時に上げようとする試みである。
- この取り組みを舟橋村だけに留めず,他地域で横展開していただき収益につなげていただきたい。
- 今回のモデルは公園と認定こども園が賃貸住宅に隣接しているので,その人たちと手を組みどうやって安心コミュニティをつくるかを考えたい。
- どのようなコミュニティ創出の取り組みが必要か,マネジメント組織はどうあるべきか,その費用はどのように捻出するのかを中心に勉強し,モデルエリアのマネジメントのあり方を考えたい。
- 5回のワーキングでは様々な事例や情報を提供するほか,モデルエリア外の村の資産活用でのマネジメント組織の新たなビジネス創出の可能性を検討する情報提供などもおこなっていく予定である。
参考事例の紹介
モデルエリアの参考となる「コミュニティ活性化に必要な取り組み」「組織体制」「資金調達」等の約20事例の紹介と解説をおこなった
<主な事例>
千里青山台団地(UR)、港北ニュータウンメゾンふじのき台(UR)、星の原団地(UR)、ホシノタニ団地(ブルースタジオ)、マンションコミュニティのためのデザイン手法100(野村不動産(株))、「コミュニティサポート制度『マチモト』」(ポラスグループ)、スマートハイムシティ袖ヶ浦(東京積水ハイム(株))、「あこう田園」(加和太建設(株))、PARCO CASA、シティ・リペア、トーコーキッチン、(一社)まちにわひばりヶ丘、NPO法人KAOの会、ふなばし森のシティ街づくり協議会など
自己紹介・感想など
参加者から自己紹介と,舟橋村地方創生プロジェクトや参考事例などの感想や意見などが報告された。
<主な意見>
- 参考事例は上手くディレクションされており、モデルエリアでもディレクションが重要だと感じた。
- このWG参加者が知恵を出し合っていくことが重要だと思った。
- 仕組み・システムから考えると難しくて、住民が幸せになることを考えて、地域の資源などを使っているのだと思った。
- これまではお客様から発注を受けて建物を渡すという流れで仕事を考えていたが、今後は例えば外構の管理などのことも考えることが重要だと感じた。
- 新規で団地開発では地元住民とのコミュニティも重要になると思うので、周辺の既存住民コミュニティとどのように接していくのかも重要だと思った。
- このWGで様々な情報を共有していき、自分たちの会社、自分たちの地域、舟橋村に役立つようにしていきたい。
- クラウドファンディングは舟橋村プロジェクトを全国にPRできるツールとして使えるのではないかと思った。